良いことばかりじゃない!!
犬の多頭飼いの良いとこ悪いとこ!!
犬が好きな人ならば、多頭飼いのことを考えたことがあるの在宅ワークではないでしょうか?
大好きな犬が2頭、3頭と増えれば幸せいっぱいだと思ってしまいますよね。
1頭だと寂しそうだけど、増えれば寂しくないだろうし、いいことばかりだと思っていませんか?
多頭飼いにもメリット、デメリットがもちろんあります。
このページでは、そんな多頭飼いのメリット、デメリットをご紹介するので、一緒に学んでいきましょう!
多頭飼いのメリット
犬を飼うなら1頭よりも2頭、3頭と飼った方がにぎやかだし、犬たちも仲間が増えて幸せだと思いますよね。
いろいろと大変かもしれませんが、やっぱり一度は多頭飼いをしてみたいと憧れることがあると思います。
そんなにぎやかで楽しそうな多頭飼いのメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
全ての喜びが倍増
犬が好きならば、1頭飼っているだけで、とても幸せかと思います。
もしそれが2頭になったらどんなに幸せかと思ったことはありませんか?
多頭飼いになると、かわいい犬が倍になり、愛情を注ぐ対象が増えるだけでなく、返ってくる愛も倍増するのです。
家に帰った時に、笑顔でお出迎えをしてくれると思いますが、多頭飼いになれば、いっぱいの笑顔が走って来るのです。
考えただけで幸せな気持ちになりますよね。
ごはんをあげる時にも、しっぽを振っておねだりする姿が増えるのです。
幸せそうに食べている姿が増えるととてもにぎやかで、楽しい食卓になること間違いなしです。
犬にも性格があって、遊び方や好きなおやつが違うこともあり、理解することも楽しみの一つだと思います。
多頭飼いをすれば、その分性格の違う子たちがいるので知る楽しみが倍増します。
スキンシップを取ることは犬にとっても重要で、だんだんと分かり合えていくことに幸せを覚えると思います。
そんな楽しいスキンシップが増えることは、犬好きにはたまらないことではないでしょうか?
1頭でもなかなかすべてを理解するのに時間がかかり、新しい一面を知るとまた幸せを感じると思いますが、頭数が増えれば、長い時間愛犬の新しい一面を探すことができるのです。
寝ている時に起こしに来ることもあるかと思いますが、1頭だけでなく、2頭、3頭と起こしにこられると、もう起きるしかなくなります。
朝からいっぱい甘えてくる子たちに起こされるのであれば本望でしょう。
このように、1頭でも幸せがいっぱいもらえるのに、多頭飼いをすると幸せが倍増します。
家庭がにぎやかに
1頭だけでも十分に家庭をにぎやかにしてくれる犬が増えたらとても楽しいでしょう。
1頭1頭の性格は違うので、毎日のスキンシップは飼い主さんにとってもご褒美になります。
多頭飼いをすれば、ごはんも、散歩も、遊びも全部がにぎやかになります。
犬が複数いれば、遊んでいる姿を見ているだけでも楽しくなります。
犬は家族も同然、ケンカをすることもありますが、みんなで仲良くすることが一番です。
飼い主さんがリーダーとして、犬たちを導いていくことで家族の絆が強くなっていきます。
違う種類の犬を飼うことも新たな発見があり、楽しくにぎやかになることでしょう。
同じ種類の場合は、特性自体は同じなので、遊びや散歩は同じペースでも問題ないのですが、種類が違えば変わって来ることもあります。
パターンが増えることで、犬に対する接し方も増えて余計ににぎやかに感じることでしょう。
多頭飼いをすれば、寂しいなんて思っている暇が無くなります。
お留守番も安心
1頭飼いの場合に、一人暮らしや、日中は家を空ける時など、お留守番をさせなければならない場合があるかと思います。
1頭しかいないと寂しくて、吠えたり、物を壊したりと問題行動を起こしてしまうこともあります。
その点、多頭飼いであれば、遊び相手がいるので寂しいことはないでしょう。
寂しがり屋で、出かけると悲しそうに鳴いていた犬も、多頭飼いにしたら寂しそうにしなくなったという飼い主さんもいます。
寂さだけではなく、しつけが上手くいかずに分離不安になってしまった場合に、多頭飼いをしたら分離不安の症状が治まったという例もあるのです。
分離不安症とは、飼い主さんと離れることで、不安から問題行動を起こしてしまう症状です。
今まで1頭で寂しい思いをさせてきたとしても、多頭飼いなら寂しい思いをさせずにすみますね。
お留守番一つをとっても多頭飼いのメリットはたくさんあるのです。
犬同士でのストレス解消
散歩以外での運動
1頭の場合は飼い主さんが遊んであげないと、犬は運動不足とストレスで病気になってしまうこともあります。
しかし、多頭飼いの場合には犬同士でじゃれ合うことで、運動不足の解消や、ストレスの発散ができます。
忙しくてなかなか相手をしてあげられない場合でも、犬同士で遊べるので1頭でいるよりも、問題が少なくなります。
一人暮らしの場合や、家族がいても日中に家を空ける場合が多いのであれば、犬のためにも多頭飼いをする方がいい場合もあります。
精神的な安らぎ
犬と飼い主さんではどんなに分かり合えたとしても、言葉までわかるものではありません。
しかし、犬同士ならば、飼い主さんではわからない部分もお互いに理解し合えることもあるでしょう。
絆が深くなれば、お互い精神的に支え合うことができます。
お留守番の時など、飼い主さんがいない時もあり、犬たちだけで過ごす時間も増えてくると思います。
多頭飼いで、犬たちの不安要素もなくなり、問題行動をするようなこともなくなることでしょう。
多頭飼いのデメリット
多頭飼いには、飼い主さんにも犬にもさまざまなメリットが多くあります。
メリットを見て多頭飼いをしてみたいと思った人もいると思いますが、デメリットも存在します。
新しく家族を迎えるには、さまざまな試練もあります。
メリットだけで考えるのではなく、デメリットも理解をして飼うことができるのか一度考えてみて下さい。
それではデメリットを一緒に学んでいきましょう。
体力的な負担
散歩・遊びなど
多頭飼いをすると、散歩や遊び一つ取っても大変です。
1頭であれば、散歩や、週末に公園に行って遊ぶなど、労力は1頭分で済むのですが、多頭飼いの場合、連れて歩く子も多くなるので体力が必要になります。
小型犬だったとしても、2頭、3頭で引っ張られてしまうと力で制御することが難しくなります。
その中に大型犬がいたらより制御が難しく事故につながってしまう可能性もあります。
犬種が違う場合には同じ散歩コース、散歩量では足りない場合があります。
その場合は1頭散歩させたら、もう一度別のコースで違う子を散歩させなければなりません。
公園やドッグランで遊ぶ時も、1頭だけかまうのではなく、何頭か同時に遊ばせなければなりません。
問題なく遊んでいるのを確認するのも1頭なら大丈夫でしょうが、多頭飼いだと全部を把握するのが難しくなります。
目を離したすきに逃げ出してしまったり、他の人に危害を加えてしまったりする可能性も考えられます。
遊ばせるにも十分注意が必要です。
ライフスタイルの見直し
毎日どのくらい犬と向き合っていますか?
仕事が長引いて帰りが遅くなると犬に割く時間が短くなってしまい、疲れがたまると、家に帰ってから散歩に行くのが辛くなってしまうこともあります。
それが多頭飼いであれば、散歩させたあとにはへとへとになってしまうことでしょう。
家事など家でやらなければいけないことが多くあるのに、家にいる時間が短くなってしまうと、散歩の時間やペットと遊ぶ時間が必然的に減ってしまいます。
しかし、十分に遊んであげないと運動不足でストレスがたまり、様々なトラブルを起こしてしまう可能性が出てきます。
精神的な負担
しつけのハードルが上がる
多頭飼いする上で大きなハードルになるのがしつけ問題です。
新しく犬を迎い入れる前に、先住犬のしつけはしっかりできていますか?
新米犬がやってきた時に、先住犬がしつけやルールを教えてくれますが、先住犬のしつけができていなくて、無駄吠えや、物を壊すなどの問題行動をしている場合に、新米犬は同じことはやっていいと判断してしまいます。
問題行動をマネされてしまうと、先住犬からしつけをやり直さなければならないので、より大変になってしまいます。
分離不安のリスク
多頭飼いだと、仲間がいることで不安が軽減され、症状が緩和されるという事例もありますが、逆に多頭飼いが原因で分離不安症になってしまう場合もります。
2頭目を迎えた時に、新米犬にとっては始めから仲間がいるので、お留守番をする時でも寂しい思いをしなくてすみ、いつでも甘えることができる状態です。
しかし、先住犬が突然の怪我や、体調が悪くなった際には病院に連れて行かなければなりません。
その際に、新米犬は初めて独りぼっちで留守番をしなければならず、パニックを引き起こし、分離不安の症状を引き起こす可能性があります。
また、新米犬ばかりかまっていると、先住犬は自分への愛情が減ってしまったと感じ、飼い主さんへ依存することで分離不安症になってしまう場合もあります。
その他
1頭目が元気いっぱいで手のかからないいい子だったので、もう1頭飼ってみたいと思うこともあるでしょう。
ただ、犬も生き物なので、性格や、体調などすべて違います。
新米犬が言う事を聞かずにわがままだったり、体が弱く病気になりがちだったりすると、心労が絶えなくなることもあります。
どうしても複数いると比べてみてしまうこともあり、体の弱い子がいると、心配になるのと同時に、どうしてうちの子は体が弱いのだと考えてしまうこともあるでしょう。
家族が増えればそれだけ頭を悩ませる問題も増えます。
どんな問題があったとしても、最後まで面倒を見なければならないのです。
経済的な負担
日用品
首輪や、リードなどは犬を飼う上で必ず必要になってきます。
そういった日用品であれば、単純に頭数分かかることになります。
新米犬を迎えるならば、その子用のものをすべてそろえなければなりません。
首輪やリードなどは一度購入すれば、そう何度も買い替えることはないのですが、トイレシーツなどは日々消耗するので買い足す必要があります。
1頭でも固定して毎月かかるものが、多頭飼いになるとその分増えてしまうのです。
犬種が違う犬を迎えた場合には、思っていた以上に費用がかさんでしまう場合もあります。
フード
日常的に消費していくものでもフードはお金がかかるでしょう。
多頭飼いの場合には単純に犬が増えた分だけ費用がかかります。
新米犬の種類でも費用が変わってきます。
今までよりも大きい犬を飼うのであれば、今までの倍では済まないでしょう。
運動量も多く、食いしん坊であれば、その分負担が増えてしまいます。
フードの種類によっても費用が変わってきます。
安いフードは1kg1000円未満でも売っていますが、プレミアムフードの中でも高いものは1kg3000円以上もします。
犬種にもよりますが、プレミアムフードだと小型犬(5kg)の場合だいたい1月で5060円、大型犬(30kg)の場合だいたい16,548円とかなりの費用がかかってきます。
多頭飼いを考えている場合には頭数、犬種によってフードの費用がどんどん大きくなってしまうのです。
医療費・ケガ・予防薬
犬の体調が悪くなると必ず病院に連れて行きますよね?
ペットの医療費は元々高額なため、一番ネックとなるのは医療費ではないでしょうか。
病院に行くと、診察料、薬代がかかり、症状が重い場合には手術をすることもあります。
急に体調が悪くなってしまうと、思わぬ出費になってしまいます。
また、フィラリア予防なども負担が大きくなります。
多頭飼いをするのであれば、頭数分の費用が毎年かかることになります。
病院に連れて行くのも多頭飼いならば一苦労です。
一度に全員連れて行くことができない場合は、数回に分けて病院に出向かなければならず、労力と費用が大きくかかってしまいます。
ケガや大きい病気の時はどうしても病院のお世話にならなければなりませんが、フィラリア予防や、ノミ、ダニ予防などは個人輸入代行サイトでも薬を購入することができます。 購入方法は普通のネット通販と変わらないので、注文して代金支払い後、家で待っているだけで商品が届きます。
ネットがつながる環境であれば、どこでも注文ができて、診察代などもかからないので費用を抑えられます。
レボリューションジェネリック
6本入り
4080円~
フィラリア予防と、ノミ、耳ダニの駆除も同時にできます。
1本でだいたい1ヵ月効果が持続するので、4080円で半年分になります。
病院に行く場合、
注射6,250円~
チュアブル7回分4,400円~
スポットタイプ7回分8,400円~
金額はだいたいこのくらいになります。
この他に血液検査1,800円、初診料1,000円などもかかってきます。
同じスポットタイプで比べると
8,400円+1,800円+1,000円=11,200円
となってしまい、個人輸入代行サイトと比べると倍以上かかってしまいます。
多頭飼いの場合には複数回の予防が必要になるので、費用のことを考えると個人輸入代行サイトがいかに安いかわかると思います。
病院に行くには、他に交通費もかかります。
一度で連れて行くことができない場合には、その分交通費も増えてしまいます。
連れて行く労力や金額を考えても、個人輸入代行サイトで購入した方が数倍楽になることでしょう。
動物病院が近くにあればいいのでしょうが、例えば車で1時間かかるところにあるとしたら行くだけでも大変です。
多頭飼いだった場合は、何回か往復しなければりません。
仕事をしていると、なかなか時間を取るのも難しくなるでしょう。
個人輸入代行サイトであれば、薬を自宅に届けてくれるので、時間を有効に使うことができます。
ただ、薬は海外から発送されるので、到着までに10日から14日くらいかかる場合があります。
フィラリア予防などは、必ず必要なことなので、あらかじめ準備をしておけば、考えていたよりも費用がかかってしまうことは少ないと思いますが、急な事故や、病気にかかってしまった場合にはさらに出費がかさみます。
病気の発見が遅くなってしまい、症状が進行してしまうと、費用はさらにかかってしまいます。
多頭飼いになるとなかなか全部の犬を見ることが難しくなってしまいますが、ちょっとした変化にも気づいてあげて、ケアをしていくのは飼い主さんの責任になります。
多頭飼いをすることで、犬の健康管理がおろそかになってしまうのであれば、始めから多頭飼いをしない方がいいでしょう。
多頭飼い注意点!!
可愛い家族が増えるのであれば多頭飼いをしてみたいと思いますよね。
しかし、注意点がいくつかあります。
先住犬にとっては新しい家族が負担になってしまう場合もあります。
相性が良ければ楽しく過ごせるのでしょうが、性格が合わないこともあります。
先住犬のしつけが上手くできていないと、のちのち苦労することになってしまいます。
いろいろな注意点があるので確認して、本当に多頭飼いをしたいのか一度考えてみて下さい。
完璧な先住犬のしつけ
新米犬を迎え入れる前に、先住犬のしつけを完璧にしておかなければなりません。
新米犬は先住犬から、今の家のルールを学びます。
先住犬のしつけが完璧にできていないと、新米犬はそのままマネをしてしまいます。
先住犬が問題行動をしていると、そのまま新米犬も覚えてしまい、一度習慣化されてしまった行動は直すことがとても大変です。
それが多頭飼いの場合ならば複数の犬を矯正する必要があります。
新米犬を飼うなら必ず先住犬のしつけを完璧にしてからにしましょう。
何よりも先住犬を優先
多頭飼いをする時は、先住犬を優先して、犬たちのボスになるようにしてあげましょう。
新米犬が来た時に、今までは自分に愛を注いでくれたのに、それが新米犬に奪われてしまうのではないかと、先住犬はとても不安になります。
先住犬はフードを与える時など順番を優先させることで、自分が優位な位置にいると判断して安心します。
先住犬を疎かにすると、飼い主さんの愛情を新米犬に取られたと勘違いして新米犬をいじめてしまうこともあります。
何でも先住犬を優先させることで、新米犬は自分より上の存在だと認識し、先住犬のマネをするので、しつけがしやすくなります。
先住犬を優位にしておいた方がしつけもしやすいのでいいのですが、犬たちが落ち着いてくると順位が変わることがあります。
群れのボスは飼い主さんですが、犬たちの中にも力関係が存在し、さまざまな要因で変化します。
もちろん飼い主さんが順位を決めることで問題はないのですが、気が弱くボス犬に向いていない子もいます。
そうすると、飼い主さんの知らないうちに順位が変わっていることもあります。
犬たちの中でボス犬が決まっている時には、ボス犬の威厳を崩さないように注意しましょう。
ボス犬はオモチャなどを優先的に使いますが、飼い主さんが弱い犬にオモチャを渡さないボス犬を怒ってしまうと、犬たちの中の規律が乱れて混乱してしまうことがあります。
まず群れのボスが飼い主さんだと認識させることが重要で、ボス犬に関しては犬たちに決めさせる方がスムーズにいくかと思います。
繁殖について
多頭飼いをする時に気をつけなければならないことは、同性かどうかでしょう。
異性同士であれば、間違いなく繁殖をしようとします。
そのまま放っておくと、どんどん繁殖してしまって、手に負えなくなり多頭飼いの崩壊を招きかねません。
新しく犬を飼う時には去勢や避妊をすることをおすすめします。
去勢や避妊をすることで、気性なども変わってきますが、繁殖を確実に止めることができます。
もちろん、計画的に繁殖をさせたいと望んでいる場合もあるとは思います。
ただ、無計画に繁殖をさせてしまうとさまざまな問題が出てきてしまいます。
1頭や2頭ならば生活を維持できていた人が、無責任に犬を繁殖させてしまい、飼えなくなったということはよくある話です。
子犬は生後4ヵ月までに母親から社会性などを教えてもらいますが、生まれてすぐに誰かに譲ってしまうと社会性を学べなくなってしまいます。
また、子犬が飼えないからと捨ててしまう人もいます。
捨てられた子犬は最悪の場合、保健所に連れていかれて殺処分されてしまいます。
繁殖させたのも飼い主さんの責任で、新しく生まれた命を守るのも義務です。
繁殖を望んでいないのなら、去勢、避妊手術を必ずおこないましょう。
同等の愛情
多頭飼いをする時にはすべての犬に対して同等の愛情を与えるようにしましょう。
しつけをするには先住犬を優先させた方が上手くいきやすいのですが、飼っている犬に差をつけることはいいことではありません。
差をつけてしまうと、愛情不足によりさまざまな問題行動を起こすようになってしまいます。
あくまでしつけをする上で重要なことで、愛情に差をつけると新米犬は寂しくてストレスを抱えてしまいます。
多頭飼いだったとしても犬たちは飼い主さんに依存をしなければ生きていくことができません。
どの子にも分け隔てなく愛情を注ぐようにしましょう。
多頭飼いに向いてる人
多頭飼いをすることがいかに大変な事かご紹介させていただきました。
それでも多頭飼いをしたい!犬たちに囲まれて生活したい!と望む人もいらっしゃると思います。
そんな人のために、多頭飼いに向いている人の特徴をご紹介したいと思います。
あなたはいくつあてはまるでしょうか?
時間・体力に余裕がある
お散歩・運動
犬を散歩させるだけでも体力が必要ですが、それが多頭飼いだった場合はなおさらです。
しつけがまだ上手にできていない時には、犬はリードをぐいぐい引っ張り、自分の行きたいところへ行こうとします。
1頭だけなら制御できるかもしれませんが、何頭もの犬に引っ張られてしまったら、そのまま前に進んでしまうこともあるでしょう。
公園など、車が通っていなければいいのですが、車や自転車など大通りで引っ張られてしまったら、事故に遭う可能性もあります。
ある程度の力で制御をしてあげることが重要です。
運動量が違ったり、しつけがまだできていなかったりする場合には複数回散歩に行かなければならない場合があります。
体力がないと1回の散歩で疲れてしまって、全員散歩に連れて行くことができないなんてことになってしまいます。
犬の運動量が多かったり、体が大きかったりする場合には、使う体力も多くなってしまい、散歩が終わるころには疲れ切ってしまうことになりかねません。 体力に自信がある方が、多頭飼いには向いています。
個別に構ってあげる時間
多頭飼いをするのであれば、犬たちに割く時間も多くなってきます。
一緒に遊んであげる時間ももちろんですが、1頭1頭個別に遊んであげる時間も必要になります。
みんな一緒に遊んでいる場合には、1頭に対する愛情を伝えることも難しくなってきます。
他のみんなが見ていない時間を作ってあげて、1頭1頭遊んであげましょう。
他の子が見ている場合だと、その子ばかりひいきしているように見えてしまい、犬はストレスを感じて、問題行動を起こすようになってしまう場合もあります。
別々に散歩をさせるのであれば、その時間の確保も重要になってきます。
1頭の散歩が30分だとして、他の子もいるのであれば、その分時間が増えます。
ちゃんと時間が取れないのであれば、多頭飼いは難しくなってしまい、お互い幸せになれません。
単身者ではない
1人で面倒をみるには物理的に難しい場合がある
多頭飼いをするのに単身者の場合は物理的に難しい場合があります。
散歩に連れて行くにも、しつけが万全でない場合には、別々で連れて行かなければなりません。
多頭飼いをするのであれば、誰か別の人がいてサポートできるような状況の方が望ましいでしょう。
また、一人暮らしの場合、仮にしつけがうまくいっていたとしても、時間が足りなくなったり、体力に限界を感じたりするようになるでしょう。
あまり時間がないのに多頭飼いをして、自分が無理ばかりしてしまうと、倒れてしまう可能性もあります。
自分が入院してしまっては、犬たちも幸せになれません。
在宅ワーク
仕事が自宅で出来る在宅ワークの人は多頭飼いに向いています。
犬は飼い主さんと離れることを不安がり、ストレスをかかえてしまうことがあります。
在宅ワークならばいつも一緒にいるので、不安にさせる機会が減ります。
多頭飼いだと犬同士でじゃれ合っている時にケガをしてしまうこともありますが、在宅ワークであれば、すぐにケガを見つけることができ、処置も早くなることでしょう。
病気になった時も同様で、犬と接する時間が長いので早期発見でき、すぐに病院に連れていけます。
通勤などもなく、ほとんど家にいるので犬1頭1頭に割く時間も作りやすく、しつけやケアもしやすくなります。
経済的に余裕がある
医療費・予防薬
犬を飼う上で、この費用はクリアしていないと飼い主さんとして義務を果たしていないことになります。
多頭飼いをするなら、頭数分の費用が必要になり、予防接種などは毎年必要です。
犬にかかる医療費はこれだけではありません。
犬は生きているので、さまざまなケガや病気にかかることがあります。
散歩に出ている時、お留守番をさせている時などいつ何が起こるかわかりません。
ケガや病気にかかってしまった時に、飲み薬だけ飲んでいればいい場合や、塗り薬やシャンプーが必要な場合もあります。
どの薬を処方されたとしても費用はかかります。
病気によっては長期間薬を服用する必要もあるでしょうし、入院して手術が必要な場合もあります。
何かあった時に犬のためにも経済的に余裕があることは重要なのです。
車を所持している
犬を飼っていれば、いつ何が起こるかは分かりません。
急な病気や、遊んでいてケガをしてしまうこともあると思います。
多頭飼いの場合にはそのリスクも犬の数だけ増えてしまいます。
そんな時に車を持っていれば何か問題があった場合でも、すぐに動物病院に連れて行くことができます。
公園で遊んでいたとしても、家の近くであればすぐに車を取りに行く、誰かに車を取ってきてもらうなど、すぐに対応できるでしょう。
車を持っていないと、すぐに動物病院に連れて行くことができません。
タクシーを呼ぶ場合でも、必ず時間がかかってしまいます。
公園などで遊んでいて、タクシーがなかなかつかまらない場合もあるでしょう。
熱中症など一刻の猶予も許さない症状が出ている時もあります。
都内で一人暮らしをしていると、生活するのに車が必要ない場合もあり、持っていない人もいるでしょう。
しかし、車を持っていれば、何かあった時にすぐ対応できます。
多頭飼いならなおさら必要になるでしょう。
生活するのに車は必ず必要なものではありませんが、多頭飼いをするのなら車は持っている方がいいでしょう。
精神的にムラがない
気分にムラがなく、常に犬を可愛がれる人の方が多頭飼いに向いているでしょう。
犬は飼い主さんの機嫌の変化をにおいで敏感に察知しています。
飼い主さんの機嫌がコロコロと変わりやすく、さっきまで機嫌が良かったのに急に機嫌が悪くなると、実際にはどっちなのか分からずに犬はパニックになってしまいます。
多頭飼いだと飼い主さんの負担も増えるので、なおさら気分のブレが大きくなってしまいます。
常に一定の態度で接することで犬も安心して飼い主さんに付いていけます。
犬の習性を理解し、リーダーシップが取れる
多頭飼いには、しっかりとリーダーシップが取れる人が向いています。
1頭だけならば向き合う時間が多く取れてしつけもできます。
また、飼い主さんも勉強しながら一緒に成長できるでしょう。
しかし、2頭目からはそうはいきません。
1頭目とは同じだけ時間を取れずに、しつけも難しくなります。
新米犬は、先住犬のことをよく見ていて、さまざまな行為をマネます。
先住犬も、家のルールやしつけを新米犬に教えてくれますが、良いことだけでなく、悪いことも教えてしまいます。
多頭飼いになると、新米犬に始めからすべてのルールやしつけを教えて行くことになります。
新米犬のしつけをしているあいだに、先住犬を放って置くわけにはいきません。
先住犬を尊重しつつ、新米犬を育てていきます。
群れで生活するようになるので、犬たちにリーダーが誰なのか理解させることが重要です。
正しい知識を持って、堂々としつけをすることで犬たちは飼い主さんがリーダーだと認識して、安心して付いていけるのです。
まとめ
多頭飼いにはメリットも多くあり、憧れている人も多くいるかと思います。
しかし、デメリットもさまざまあることが事実です。
我々人間も同居を始める時に、お互いの理解が必要なように、犬が新しく増える時も重要になります。
ただかわいいからと多頭飼いを始めてしまうと、金銭面、体力面、精神面とさまざまな負担が出てしまいます。
何とかなるだろうと軽く考えずに、どうなるのか事前に調べて、こんなはずではなかったと後悔しないようにしましょう。
メリット、デメリットを理解して、もう一度自分が多頭飼いができるのかどうか考えてみてください。