人生が豊かになる犬との生活

「犬が好きだから犬を飼いたい」
「犬がいたら家が明るくなりそう」

犬を飼う理由は様々あるかと思います。
実際に犬を迎えると、生活習慣は今までとガラッと変わります。

犬がいることで家族との話題が尽きなくなったり、辛いときには寄り添ってくれたり、人間にかげがえのない時間を与えてくれるのです。

自分中心の生活から犬中心の生活へと変わっていくので、最初のうちは慣れないかもしれません。
しかし愛情を持って接していれば、同じくらいの愛情を犬も返してくれます。

では今回は、犬のいる生活はどのようなものなのかを具体的に紹介していきます。

目次

犬を家族に迎えるということ

犬を飼っている方は分かるかもしれませんが、犬は私たちに良い影響をもたらしてくれます。

もちろん最初はしつけや、犬に取る時間など不安なこともあるかもしれません。
しかしそれ以上にかげがえのないものを教えてくれます。

犬を飼うことでどんなメリットが得られるのか、詳しく説明します。

家庭が明るくなる

家族同士の会話が自然に増える

犬を飼ったことで、家族との会話が増えたという話はよく聞きます。

会話の少なかった家庭でも、犬についての話題を自然と話すようになり会話が増えるのです。
犬を中心に話題が途切れることがなくなるのです。
家族内で明るい話題を提供してくれるのはうれしいですよね。

また家族間でケンカが起こった際、仲を取り持とうとするような行動を見せることがあります。
愛犬にそんな行動をとられると、つい仲直りしてしまうのではないでしょうか。

笑いが増える

犬はいろんな表情や行動を見せてくれます。
たまにドジをしたり、時には笑ってしまうようなおかしな表情やしぐさも見られるでしょう。

そんな愛犬の姿を見ると、自然と笑いが増えていきます。
前述した家族同士の会話が増えるのと同じですが、笑いも増えることで家庭が明るくなっていくのです。

心身ともに健康になる

一緒に散歩・運動

犬を飼ったら散歩や適度な運動をさせることは非常に大切です。
犬のためにするイメージが強いですが、実はこれらは飼い主さんにとってもメリットになります。

散歩や運動は、飼い主さんと愛犬のどちらにとってもストレスの解消につながります。
犬はもちろんですが、飼い主さんにとっても程よい運動を毎日しているということになるのです。

一緒に散歩したり遊んだりしているうちに、気がついたら健康的になっているという話もよく聞きます。
特に室内で過ごすことが多かった飼い主さんには、良い影響となるかもしれません。

早寝・早起き

犬を飼うことで、ライフスタイルが変化し早寝・早起きになったという話もよく聞きます。

犬は人間よりも体内時計がしっかりしているので、毎日決まった時間に起きるなど習慣がついていきます。 そのため散歩やご飯の時間には起き、飼い主さんに要求するために寝ているところを起こしてくることが多いのです。

起こされたり、愛犬のお世話をしたりするために早起きになる人が増えるようです。
早起きが習慣になると、その分夜も早く寝るようになるので早寝・早起きが習慣になるのです。

ストレスが和らぐ

動物と触れ合うことでストレスが緩和されるという話はよくありますが、犬も同じです。
大好きな愛犬と触れ合うことで、人間には愛情ホルモンや幸福ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」という物質が分泌されることが証明されています。 この物質は、人間の脳の疲労を軽減して精神を安定させる効果があるのです。

また飼い主さんが悲しんでいるときに、そばで寄り添ってくれるのも犬に多い行動です。
言葉は分からなくとも、飼い主さんが愚痴を言っているときなど、隣で黙って話に耳を傾けてくれます。
落ち込んでいるのを理解して、元気づけようと遊びに誘ってくるような行動をとることも。

愛犬のそんな行動でストレスが軽くなる方も多いかと思います。

本当に大切なことを教えてくれる

犬はいつも全力

犬はいつも、何をするにも全力です。
朝起きて飼い主さんと顔を合わせたとき、飼い主さんが帰って来たとき、ご飯のとき、いつも全力で喜びを表現します。

辛いことがあっても全力で接してくれる愛犬の姿を見ると、嫌な気持ちも飛んでいきます。
「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちになりますよね。

人生の生きる意味

犬を飼うと、愛犬が飼い主さんにとって守らなければいけない存在となります。
一緒に過ごすうちに、我が子や親友のように大切な生涯のパートナーになっていくのです。

そのような存在が身近にいると、嫌なことがあったり病気をしてしまったりで心が沈んでいても、この子のために長生きしないとと自然に思えてきます。

犬は飼い主の鏡

人間には「子は親に似る」ということわざがありますが、これは犬も同じです。
人間の子どもと同じで、犬も飼い主を映す鏡だと思っておいたほうが良いでしょう。

言うことを聞かなかったり、問題行動を起こしたりするように育っているなら、その原因は飼い主さんの育て方にある可能性が高いです。
そういった行動を、すべて犬のせいにするのはやめたほうが良いです。
かわいい愛犬でも甘やかすときと、しっかりしつけをするときで区別をつけることが大切です。

適切な環境で愛犬を理解しようと愛情を持ってしつけを行えば、犬も理解してくれることが多いです。

犬を家族に迎える前に忘れてはいけないこと

犬を飼う理由として「かわいいから」「犬が好きだから」などが多いのではないでしょうか。
もちろんそれらも犬に愛情を注いでいくうえで、大切な理由と言えます。

しかし犬を飼うと決めたら、それ以上に考えなけらばいけないことがあります。
軽い気持ちや勢いでなく、犬を飼うとはどういうことなのかをじっくり考えてみてください。

犬を飼う前にどういうことを頭に入れておくと良いか、紹介していきます。

家族として迎え入れる意味

命を預かる

まず犬を飼うということは「命を預かる」ということになります。
これは1番忘れてはいけないポイントなので、飼う前からしっかり考える必要があります。

犬も生き物なので、ご飯やトイレ、運動などすべてを飼い主さんが行うことになるのです。
犬の平均寿命は15年前後、老犬になってからは飼い主さんが介護もします。
こうした犬の一生を、しっかり責任をもってお世話ができるという覚悟を持ってから迎える必要があるでしょう。

愛犬にとっては、飼い主さん以外に頼る人がいないということを理解し、生涯向き合ってあげてください。

家畜ではなくパートナーとして

また犬は家畜としてではなく、パートナーとして迎えましょう。

犬は嬉しいときも、つらいときも飼い主さんに寄り添ってくれる動物です。
飼い主さんも愛犬を家族の一員として、大切なパートナーとして愛情を持って接してあげてください。

経済的に余裕はあるか

年間費用

また犬を飼うのには経済的な余裕があるかどうかも、考慮しなければいけません。
生涯お世話をするためには、それなりの高額な費用がかかるのです。

例えば、犬を飼うのにかかる年間費用は80,000~130,000円前後かかると言われます。
個体差によって異なりますが小型犬で約80,000円、大型犬で約130,000円かかるのです。

主にドッグフードやペットシーツなどの消耗品や、ワクチン代などに費用がかかります。
以下、年間にかかる費用の内訳をまとめます。

  • ドッグフード:約36,000~72,000円
  • ペットシーツ:約12,000~18,000円
  • おやつなど:約5,000~8,000円
  • 衛生用品(トイレ袋・消臭剤など):約5,000~8,000円
  • ワクチン接種:約6,000~8,000円
  • フィラリア予防:約6,000~8,000円
  • 狂犬病予防:約3,000~3,500円
  • 健康診断:約10,000円

ドッグフードやおやつなど、体が大きくなるのに比例して食べる量も増えるため、大型犬と小型犬では費用に差が出ます。
病院代などは体重によっても変わってくることも覚えておくと良いでしょう。

生涯費用

年間費用は大体80,000~130,000円かかるとされています。
では、生涯費用はどれくらいかかるのでしょうか。

犬の生涯費用としては、小型犬や中型犬で約273~325万円かかると言われています。
大型犬の場合は少し多く350万円前後となるでしょう。

300万円という金額を聞くと、飼うのは厳しいと感じる方もいるかもしれません。
しかし犬はお金では換算できない、かげがえのない時間を私たちに与えてくれます。

犬がいる生活やペットにかかる費用をしっかり考慮して、犬を飼うかの判断をしましょう。

病気・ケガ

どんなに気をつけていても、犬も生き物なのでケガをしたり病気にかかったりするのは完全には防げないことかと思います。
そうなると動物病院で診察を受ける必要があり、その分の費用もかかりますが愛犬の健康には変えられないので異変を感じた際はすぐに診てもらうようにしてください。

動物病院は自由診療となるので、病院によって価格が異なり、高い病院で診てもらうと費用もそれなりにかかってしまいます。

さらにお薬の処方代が高いのも特徴です。
例えばフィラリア予防薬で有名な「レボリューション」というお薬は、動物病院で処方された場合、1本で1,500円ほどかかります。

フィラリア予防は数ヵ月行う必要がありますが、数ヵ月分の処方をしてもらおうと思ったらそれなりに高い費用が必要になりますよね。

愛犬のためにはしっかり医療費も払いたいと思いつつも、金銭的な面ではやはり負担になるので、できるだけ費用を抑えたいと考える方も多いです。
動物のお薬は、実は動物病院でなくとも海外医薬品の通販サイトから購入する方法もあります。

ぽちたま薬局と言うペットの海外医薬品通販サイトでは、レボリューションを3本入り1箱で3,500円で販売しています。
これは動物病院で処方されるよりも、かなり費用を抑えることが可能ですね。

安すぎるサイトであれば、偽物を扱っている危険性もありますが、大手サイトではすべて正規品を販売しているので、安心して利用できます。

ぽちたま薬局では、犬用フィラリア予防薬の「レボリューション」「ネクスガードスペクトラ」が推されています。
どちらもフィラリア予防の他に、ノミやダニの駆除なども可能なお薬として人気の高い商品です。
経口投与が苦手な犬には滴下式であるレボリューション、滴下式を好まない犬には味が付いておやつ感覚で与えられるネクスガードスペクトラを与えるのがおすすめです。

飼い主さんの金銭的負担を少しでも減らすために、通販サイトをひとつの手段として利用してみてはいかがでしょうか?

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犬のために時間を割くことができるか?

生活を犬に傾倒させる

犬を飼うにあたって経済的余裕は重要ですが、それと同じくらい時間的余裕も必要となります。
経済的余裕はあっても、飼育時間が十分に確保できないのであれば犬を飼うのは難しいと思いましょう。

犬を迎えたら、飼い主さんは当然その犬のために時間を割く必要があります。
食事の準備や飼育環境の維持、散歩や運動、お手入れなど。

犬を1匹迎えたら、子どもが1人増えるようなものなのでどうしても手間がかかります。
これらのお世話をこなせる時間と体力がないと厳しいのです。

「毎日仕事で遅くなってしまう」
「家に帰っても疲れていて犬の相手ができない」
「家を空ける時間が多くて犬とのスキンシップを取っていない」

など、犬を飼うにあたってはNG行為となってしまいます。 犬は孤独が苦手な動物なので、毎日長い間1匹でお留守番させているとストレスが溜まる可能性が高いです。

個体差がありますが、1回のお留守番は長くても10時間以内に留めるようにすると良いです。 1日に犬と触れ合う時間、散歩をする時間、お手入れの時間など必要最低限は取るように心がけましょう。

旅行・遊びも制限できるか

また、犬のために自身の旅行や遊びなどのプライベートな時間を犠牲にできるかも考える必要があります。
犬は飼い主さんがいなければ生きていけないので、できるだけ離れる時間は減らしてあげたいところです。

飼い主さんが旅行に行く場合、ペットホテルに預ける方も多いかと思います。
しかしそれも犬にとってはストレスとなる場合も少なくありません。

飼い主さんと離れるのを不安そうにしている場合は、ペット同伴のところを探すのも視野に入れる必要があるでしょう。

また普段の友人たちとの集まりや飲み会など遊びで家を空ける際も、夜中や朝帰りは好ましくありません。
犬のご飯の時間までで帰宅するなど注意してください。
こうして考えると、犬を飼うということは結構シビアに感じる方もいるでしょう。

このように犬を飼うと、犬中心の生活にしなければならないのです。
飼い主にはいつでも犬を優先する覚悟が必要なので、その覚悟が持てない方は、犬を飼うことを考え直したほうが良いかもしれません。

犬の寿命・飼い主の寿命

天寿を全うするまで変わらずに飼える環境か?

犬を飼うということは、飼い主さんには様々な責任が発生します。
その中でも前提としてあるのが、生涯飼い続けるということ。

基本的に、犬の寿命は10~13年ほどと言われています。
現在生活している環境で、犬を飼い続けられる環境かしっかり考えましょう。

部屋の中で犬のスペースを確保できるか、また賃貸の場合はペットを飼ってもいい物件かなど。
犬を飼うために引っ越しを検討する方や、犬を飼い始めてから引っ越す方など飼い主さんの事情によっても様々あるかと思います。

ただそういった場合には、ちゃんと犬の生活スペースを確保できるか、犬が快適に過ごせるかなども考慮しなければいけません。
ちゃんと最後まで一緒に暮らせるように、環境についてはしっかりと考えましょう。

思わぬトラブルの際、助けてくれる人はいるか?

また、いざというとき自分の代わりに犬を見てくれる人がいるかどうかも大切なポイントです。

飼い主さんも、突然のケガや事故にあう可能性があります。
そういった急遽入院しなければいけない状態になったときに、親戚や知人など代わりに犬の面倒を見てくれる人はいますか?

飼い主さんが面倒を見れなくなると、犬はとても困ります。
そんなときのために、自分の代わりに愛犬の世話をしてくれる人がいると飼い主さんも安心できます。

近くに親戚や知人がいるのであれば、頼んでおくことをおすすめします。
一人くらいでどうしても近くにいないという場合は、信頼できる相手を探してお願いしておくと良いかもしれません。

犬の十戒

あなたは「犬の十戒」を知っていますか?
日本では「犬と私の10の約束」という映画の原案になった有名な詩なので、聞いたことがある方も多いと思います。

これはペットとして飼われる犬が、人間と幸せに暮らしていけるように教えてくれる十戒です。
これから犬を飼う方は、犬とどう過ごしていくかを考えるために頭に入れておくと良いでしょう。

その1

My life is likely to last ten to fifteen years.
Any separation from you will be painful for me.
Remember that before you get along with me.

私は10年から15年ほどしか生きられません。
だから、どんな形であれ、あなたと離れることは私にとってとても辛いことです。
私を迎える前にそのことを覚えておいてください。

その2

Give me time to understand what you want of me.

あなたが私に求めていることを理解するには、時間がかかります。

その3

Place your trust in me.
It is crucial to my well-being.

どうかわたしを信頼してください。
あなたに信頼してもらえることが何よりも嬉しいのです。

その4

Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.
You have your work, your entertainment and your friends.
I have only you.

私のことを長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。
あなたには仕事や楽しみがあり、友達だっているでしょう。
でも私にはあなたしかいないのです。

その5

Talk to me.
Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.

時には私に話しかけてください。
あなたの話している言葉の意味は分かりませんが、話しかけるあなたの声はよく分かります。

その6

Be aware that however you treat me, I'll never forget it.

あなたが私とどのように接してくれたか、私はそれを絶対に忘れません。

その7

Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を叩く前に思い出してください。
私にはあなたの手を簡単に噛み砕くことのできる歯があるけれど、決してあなたを噛まないようにしているということを。

その8

Before you scold me for being uncooperative obstinate or lazy,ask yourself if something might be bothering me.
Perhaps I’m not getting the right foodor I’ve been out in the sun too longor my heart is gettingold and weak.

私のことを言うことを聞かないと怒る前に、何が原因となっているのかを考えてください。
食事はちゃんとしているか、太陽が照り付けている外に放置していないか、年老いて体が弱ってきていないかと。

その9

Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私が年をとっても世話をしてください。
私たちは同じように年を取っていくのですから。

その10

Go with me on difficult journeys.
Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.”
Everything is easier for me if you are there.
Remember I love you.

最期の旅立ちのときには、どうかそばで私を見守ってください。
「見ているのが辛い」とか「かわいそうだから見たくない」なんて言わないでください。
あなたがそばにいてくれるのなら、私はどんなことも安らかに受け入れます。
そしてどうか忘れないでください、私があなたを愛していることを。

まとめ

「犬を飼う」ということは、どのようなことかをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?

犬を飼うと良くも悪くも、今までの生活とはガラッと変わります。 家族内を明るくし、飼い主さんの生活習慣を整えるなど良い影響を受けられます。 さらにつらい時はそばに寄り添ってくれたり、喜びなどを全力で表したりする様子は元気づけられるのではないでしょうか。

ただ犬を飼うと、今までのように自分の時間が取れなくなり、それなりに高額な費用もかかります。 かわいいからと軽い気持ちや勢いで犬を飼うのではなく、自分の時間よりも犬を優先できるかをじっくり考えてから決断しましょう。

愛情を持って接していれば、犬も応えてくれます。 それはかげがえのないもので、かかる費用以上に大切なものとなるでしょう。

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