犬も花粉症になる!対策や予防法は!?

長い冬が終わり、春に向けて暖かくなる季節は、街中マスクをしている人が増えませんか?
そう、花粉の季節です。花粉症は近年患者数が増加傾向にあり、現在日本人の10人に1人が花粉症だと言われているそうです。
愛犬とのお散歩も楽しくなる季節ですが、花粉症を持っている飼い主さんにはつらい季節ですよね。
気がついたら愛犬も頻繁にくしゃみをするようになった、目ヤニが増えたなんていうことありませんか。
もしかしたら愛犬も花粉症かも?
ですが、そもそも犬も花粉にアレルギーを持っているのでしょうか?
犬も花粉症になるの?
実は犬も花粉にアレルギーを持っているのです。
春頃に飛び始めるスギの花粉や、5月~10月の時期に飛ぶブタクサなどの花粉に反応してしまう犬たちが増えている傾向にあります。
人間の場合、花粉症になると目ヤニやくしゃみが止まらないという症状がでますが、犬が花粉症になるとどのような症状がでるのでしょうか。また、犬はどの植物に対してアレルギー反応が出るのでしょうか。
これらを詳しく見ていきましょう!
症状
そもそも花粉症はアレルギーの1つであり、人間の場合と同様に症状が出る犬と出ない犬がいます。
では犬の場合どのような症状が出るのでしょうか。
主に、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目が充血する、目ヤニが出る、目や耳のかゆみ、皮膚のかゆみ、発疹などがあげられます。
人間の場合は、くしゃみや目がかゆいといった症状が主ですが、犬の場合はこういった症状よりも、皮膚がかゆくなる、発疹が出る、外耳炎になるなど皮膚症状が主に現れることが多いと言われています。
目の周りがかゆくて擦っていたり、目をしょぼしょぼさせていたりする仕草をしているのであれば花粉症かもしれません。
ですが、犬にはさまざまアレルギーがあるのと、これらの症状がアトピー性皮膚炎に似ていることから花粉症と判断するのは難しいのです、
花粉に対するアレルギー反応ではなく、食物アレルギーの可能性も捨てきれないのです。
そのため、上記のような症状が出ている場合には、動物病院で診察を受ける必要があります。
また、犬がかゆがって眼球の周りを引っ掻いてしまうと結膜炎や角膜炎の危険性もあり、皮膚炎の場合は引っ掻くことにより炎症が悪化したり、傷から細菌が侵入してしまうこともあります。
そのため動物病院へは早く連れて行くようにしましょう。
原因となる植物
花粉症は植物が飛ばす花粉が原因となって起こります。
その花粉を飛ばす植物は、日本にはおよそ50種類ほどあると言われています。
これらを大まかに分類すると、春(2~5月)はスギ、ヒノキ、白樺(シラカバ)、松です。
夏(6~9月)はギョウギシバ、ホソムギ、セイバンモロコシなどがあげられます。
そして秋(8~10月)は、ブタクサ、アキノキリンソウ、よもぎなどがあげられます。
もちろん住んでいる地域によって自生している植物の量や種類、花粉が飛ぶ時期は異なりますが、これらの花粉が飛んでいます。
花粉の種類によって症状が異なるということはないようです。
人間もそうですが、犬も特に近年では「スギ花粉」の症状に悩まされることが増加しているようです。
花粉症と言ったら「スギ花粉」と言われるほど代表的な花粉ですが、なぜスギ花粉の患者が増加しているのでしょうか。
それは、スギが植林後40年で成木となり花粉を飛散し始めるという性質を持っているからです。
現在、植林されたスギの大半が樹齢40年を迎えており、そのため活発に花粉を飛散しているのです。
そのため日本人の花粉症患者は10人に1人、東京では5人に1人と増加傾向にあるのです。
犬は正確な数は分かりませんが、やはりスギの花粉が飛散しやすい地域に住んでいる犬の方が、花粉に悩まされている数は多いのではないでしょうか。
注意すべき症状
犬の花粉症は人間とは違い皮膚炎に現れることが多くあります。
もともと皮膚が薄い、脇の下や顔周り、肛門周囲などがかゆくなったり、赤くかぶれたりします。
そういった場合、犬はかゆくて、爪で引っ掻いてしまったり、床や壁に擦りつけたりしてしまいます。
そうすると、皮膚炎が悪化しなかなか治らなかったり、さらには傷口などから細菌が入って膿んでしまったりする場合もあります。
また、犬も花粉によってくしゃみをすることがありますが、体の小さい犬にとってはくしゃみだけでも体力を消耗します。
くしゃみを連発したり、症状が長期間続くと愛犬の体力が低下する原因ともなります。
そのため、花粉症のような症状が出たら、動物病院へ行くようにましょう。
病院では血液検査で原因を突き止めることができます。
花粉症などのアレルギーは根本的に治療することはできませんが、薬によって症状を和らげることができます。
また、皮膚炎がある場合には、炎症を抑える薬などを処方してもらうことができます。
花粉症になった場合の対策
どんなに注意してても体質や環境で花粉症になってしまう場合があります。
いくら、くしゃみや目ヤニが出ているからといって、愛犬にマスクやメガネをするわけにはいきませんよね。
では具体的に愛犬にはどのような花粉対策をすれば良いのでしょうか。
ひどい場合には、薬で症状を緩和することもできますが、飼い主さんが日頃の行動に少し工夫を加えるだけでできる対策もあります。
詳しく見ていきましょう!
該当の花粉の時期、花粉が飛びやすい時間帯の外出を避ける
犬の花粉症対策は、基本的に人間と同じで、花粉にできるだけ接触しないことが大切です。
日本だとスギ花粉が飛ぶのは2~5月頃です。
この時期は、花粉がつらいからお散歩に行かないというのは無理ですよね。
やはり愛犬の健康やメンタルケアを考えると、1日に1回はお散歩をさせたいものです。
そのため花粉の時期は、お散歩をする時間を調節しましょう。
この時期は花粉が飛散する量の少ない時間帯を避けてお散歩や外出をするのが良いでしょう。
一般的にお昼の13~15時と、17~19時は花粉の飛散する量が多いと言われています。
そのため、この時間帯を避けてお散歩をすると、飛散する量が多い時間帯よりは症状が楽になります。
また、花粉は雨が降っている時や雨上がりには花粉が飛散する量が少なくなります。
こういった時は狙い目で、普段よりも長く散歩を楽しむことができます。
愛犬が花粉症の場合は、どの植物の花粉に対してアレルギーがあるのかを調べる必要があります。
それらを特定することができたら、花粉が多く飛散する時期や時簡帯を正確に把握することができます。
また散歩コースに花粉を飛ばす植物が生えている場合は、散歩コースを変更した方が良いでしょう。
洋服を着せる
犬の洋服はファッションのためだけにあるのではありません。
とはいえ通販サイト、ペットショップでかわいい洋服が販売されていると、ついつい見てしまい、愛犬に似合う洋服選びも飼い主さんにとっては楽しい時間ですよね。
花粉の時期には、外出時に愛犬に洋服を着せるだけで花粉対策になるというのを知っているでしょうか。
洋服を着せることにより愛犬の被毛に直接花粉が付くのを防ぐ効果があるのです。
毎日お風呂に入れるのは大変ですし、シャンプーもそんなに頻繁にするものではありませんよね。
そういった時に洋服が、花粉を防ぐ役割をしてくれるのです。
花粉の飛散する量が多い時期には、洋服の生地の表面ができるだけデコボコしていない素材を選ぶと良いでしょう。
凹凸のない素材の場合、花粉が付着しづらく、帰宅時に手で簡単に払うと花粉が飛んでいきます。
散歩時など外出時に犬に洋服を着せた場合は、家に入ったらすぐに脱がせて、花粉を払うようにしましょう。
また、花粉の時期のお散歩用の洋服は、洗濯する時にペット専用の布製品用柔軟剤を使用すると良いでしょう。
柔軟剤を使用することにより、静電気による花粉の付着を防ぐ効果が期待できます。
帰宅時にブラッシング
愛犬と散歩から帰宅した時に、いつもしている習慣はなんでしょうか?
だいたいの人がリードを外し、愛犬の足を洗う、もしくは拭くという行為だけではないでしょうか。
しかし、花粉の時期は愛犬の洋服を脱がしたあと、玄関先でブラッシングをしてあげると良いでしょう。
被毛に付着した花粉を落としてあげることができます。
そのままブラッシングをしても効果はありますが、ブラッシングをする前にペット専用の花粉を吸着するスプレーを被毛にかけてブラッシングするより効果的です。
愛犬のブラッシングは日々のコミュニケーションとして習慣になっている飼い主さんも多くいますが、短毛種の犬だとブラッシング慣れしていない子もいます。
ですが、花粉の時期はブラッシングを行うだけで、玄関から部屋へ花粉を持ち込ませない、愛犬を花粉から守る効果があるため、しっかりケアしてあげましょう。
また、部屋に入ってからブラッシングをしてしまうと、部屋の中に花粉が飛んでしまいますので、花粉の時期は玄関でブラッシングするようにしましょう。
もちろん、お風呂に入れたあとなどは部屋でブラッシングをしても問題ありません。
飼い主帰宅時も重要
玄関先で花粉を払う
飼い主さんが花粉の時期にお出かけした時も、家に入る前に花粉を落とすようにしましょう。
花粉は小さくてほとんど肉眼で見ることはできません。
花粉症の人であれば、花粉が舞っていると症状が出て、花粉を持ち込んだと分かりますが、花粉症でない人はなかなか分かりませんよね。
しかし、愛犬が花粉で苦しんでいるのであれば、必ず玄関先で洋服に付いた花粉は払ってから家に入るようにしましょう。
できる限り、愛犬を花粉に接触させない、そして花粉を家の中に持ち込まないということが大切です。
また、軽く濡らしたタオルで体を拭いたり、そのままお風呂に入るとさらに効果があります。
愛犬に家の中で快適に生活してもらうには、飼い主さんのこういった心がけも大切なのです。
そして、愛犬が留守中にいる部屋に空気清浄機などを設置するのも効果的です。
どうしても、玄関先で払いきれなかった花粉を吸い取ってくれます。
近年販売されている空気清浄機は、花粉などのハウスダストを除去する効果があります。
もしろん、しっかり玄関先で花粉を払うことを心がけておきたいものですが、こういった家電も併用するとなお良いでしょう。
着ていた洋服にも注意
玄関先で花粉を払ったら安心かと言われればそうではありません。
キレイに払ったとしても、花粉を全て払うのは難しく、洋服の繊維に入り込んでしまうこともあります。
すると、愛犬が寄ってきて抱っこしたりコミュニケーションを取っている時に、残っている花粉が愛犬に付いてしまうことがあります。
犬は被毛が多く、静電気を帯びやすいと言われています。
ですので、人間よりも犬のほうが花粉を体に寄せ付けやすいのです。
飼い主さんの洋服の繊維に入った花粉が愛犬に体に付着してしまうと、皮膚症状などが出る場合があります。
そのため、外出時に着ていた洋服は着替えた方が良いでしょう。
そして、脱いだ服は部屋にはおかずにすぐに洗面所や、洗濯機の中に入れて花粉が飛び散らないようにしましょう。
また、その洋服を洗濯する時は柔軟剤を使用することがおすすめです。
柔軟剤を使用することにより、静電気の発生を抑え、花粉が洋服に付きにくくなります。
飼い主さんも愛犬の洋服と同じように花粉の時期は凹凸の少ない素材の洋服を着ると良いでしょう。
すると、花粉が繊維に入りづらくなるため手で払っただけで花粉を落とすことができます。
1番上に着るコートなどは、できる限り凹凸の少ない素材を選ぶようにしましょう。
予防法
花粉症は被毛に花粉が付着したことや、犬の目、鼻腔内に花粉が入り込むことにより、それを排除しようとする「免疫反応」によって症状が起こります。
花粉症は普段の食生活や住居環境によっても発症率が異なるということを知っていますか?
そのため普段の生活から免疫力を高めると花粉症にかかりにく体質になります。
花粉症はアレルギーです。アレルギーにならない体を作りをすると花粉症にもなりづらくなるのです。
愛犬を花粉から守るために日頃から予防するようにしましょう。
食事で体質改善
人間でもそうですが、不規則な食事時間や、栄養の偏った食事、加工食品や食品添加物を多く含んだ食事を取り続けるとアレルギーを起こしやすい体質になると言われています。
これは不規則な食事や、影響の偏った食事だと免疫力が低下してしまうからです。
免疫力が低下することにより花粉などのアレルギーだけでなく、病気や感染症などの抵抗力も落ちるため、規則正しく栄養バランス良い食事を取っている人よりも病気にかかりやすくなります。
犬も同じで、普段から添加物まみれの市販のフードばかり摂りすぎると、免疫力が弱くなります。
すると花粉症などのアレルギー体質になりやすくなるのです。
また、添加物を多く含んでいるフードですと、花粉症だけでなく食物アレルギーを引き起こしやすい体質にもなります。
愛犬の免疫力を向上させるためには、適度な運動と愛犬の栄養バランスを考えた食事が大切です。
添加物を使用していないプレミアムフードや、フードだけでな足りない栄養を補える生の野菜、サプリメントなどを使用すると良いでしょう。
特にビタミンが摂取できる野菜、免疫力の向上をサポートする発酵食品やオリーブオイルなどはおすすめです。
栄養バランスの取れたフードに変えることによって花粉だけでなく、免疫力を向上させる効果があるため、毛艶や口臭も良くなり、犬の体を形成する骨や筋肉などあらゆることにメリットがあります。
ヨーグルト
人間にとっても身近な健康食品であるヨーグルトは愛犬の健康にもメリットがたくさんあるというのを知っているでしょうか。
犬はヨーグルトの原材料である牛乳は乳糖を分解できないため、お腹を壊してしまうこともありますが、ヨーグルトは問題ありません。
ヨーグルトの場合、乳糖が発酵の過程で分解され減少しているため乳糖不耐症による嘔吐や下痢を起こす可能性は低いと言われています。
では、犬にヨーグルトを与えるメリットを見ていきましょう。
まず、ヨーグルトには整腸作用があります。
そもそも免疫細胞は全体のうち60%が腸に存在しているそうです。
そのため、善玉菌が多く入っているヨーグルトで腸内環境を整えることで、免疫力の向上へと繋がります。
そして、ヨーグルトがもたらすメリットは整腸作用だけでなく、口臭の予防と軽減、歯周病予防、毛艶が良くなるなどがあげられます。
では、ヨーグルトを与える際の注意点を見ていきましょう。
初めてヨーグルトを与える時は、スプーン1杯分と少量から始めてみるようにしましょう。
1週間ほど与えてみて、体調に変化がなければ問題ありません。
ですが、ヨーグルトを与えてみて、乳製品にアレルギーがある犬、お腹を下してしまうなどの症状が出た場合は今後与えるのは辞めましょう。 与える量は、体重5kgの犬に対して1日小さじ2杯ほどで留めるようにしましょう。
まとめ
犬の花粉症の症状、対策、予防について見てきましたがいかがでしたでしょうか。
普段の生活から適度な運動や栄養バランスの取れた食事を与えることによって免疫力がアップします。
すると、アレルギーにもなりにくい体質となるため結果的に花粉症の予防にもなります。
しかし、アレルギーは遺伝的な要因もあるため、愛犬がもし花粉症かも?というような症状が出ているのであればすぐに病院へ行き検査するようにしましょう。
そして、花粉症なのであれば、花粉の時期はお散歩の時間帯やコースに気を使う、そして花粉を家に持ち込まないなどの対策をするようにしましょう。
